まずはなんでもやってみよう!という心意気で駆け出しの頃にクラウドソーシングを利用した経験についてご紹介します!
1.クラウドワークスで仕事を受注してみた
今まで合計で約10件程度クラウドワークスで仕事を受注しました。内容は、バナーやロゴのデザイン、Webデザイン、ワイヤーフレームの作成、チラシの作成などのデザイン業務がメインです。
使い方の流れとしては、プロフィールを登録後に募集中の仕事一覧から興味のある仕事にメッセージやポートフォリオなどを添えて応募します。契約形式を相談後、契約が成立したらお仕事スタートです。
支払いは、納品後にクラウドワークスの手数料が引かれた金額が後日振り込まれます。
仕事の方式には、コンペ形式とプロジェクト形式があり、コンペ形式は募集内容に対して制作物の提案を行い、募集している人が提案された物の中から選定します。
基本的に、提案した制作物が採用されれば報酬を得る形式です。
プロジェクト形式は、仕事に応募し条件の合意が取れれば契約して仕事をする形式です。
私は、後者のプロジェクト形式で仕事を受注しましたが、現在は使用していません。
クラウドソーシングを利用してみた個人の感想を3つ、ご紹介したいと思います!
その1 手数料がかかるのと、デザイン単価が安めの設定の案件が多い
クラウドワークスは、手数料として報酬額の20%が引かれます。さらに、一回の出金毎に振り込み手数料が500円ほどかかります。
駆け出しデザイナーで実績が欲しい場合などは単価が安い案件をこなすのも必要なのかもしれませんが、クラウドワークスに掲載されているデザイン業務の報酬は安く設定されているケースが多い様に感じました。
私が一番最初に受けたLPのデザイン報酬は、PCとSP合わせて10,000円程で納期は1週間程というなかなかハードな案件でした。そこから手数料が引かれるので、実際は8,000円程でしょうか。
一般的なLPデザインの相場は、ものにもよりますがこの倍以上はないと安すぎる印象です。経験として利用してみる分には良いかと思いますが、クラウドソーシングで仕事を継続していくのは難しいと思っておいた方が良いでしょう。
その2 クライアントとコミュニケーションを取るのが難しい
依頼者とのやり取りは基本的にクラウドワークス内のメッセージ機能を利用して行います。
その為、人によってはレスポンスが遅かったり質問に対しての返答がなかったりする事もあります。
顔の知らない相手とメッセージのみで仕事のやりとりをするのは難易度の高いコミュニケーション能力やスキルが求められます。
特にデザイン業務は、制作物がクライアントのイメージと違うといったケースが多いに起こり得ます。実際私も、イメージしていたものと違うという食い違いで1から作り直しになった事もありました。
仕事を依頼する人が必ずしもデザインの指示に慣れているとは限りません。相手の意図を汲み取って、こちらがメッセージのみでイメージをすり合わせていく作業は非常に難しいと私自身実感しました。
その3 継続した関係性を築くより、単発の案件がほとんど
どういった仕事の仕方がしたいのかにもよるので人それぞれ違うとは思うのですが、私は一回限りでサクッとデザインを制作して終わり、という仕事のスタイルよりもきちんとクライアントと向き合って丁寧に仕事がしたいと思っています。
なぜかというと、デザインの仕事って作ってはい、終わり。という仕事ではないと思っているからです。
クライアントの事業をきちんと理解した上で、本当に必要なクリエイティブは何なのか、ターゲットによってはWebサイトじゃなくてチラシの方がいいんじゃないか、とかコストをかけてサイトを制作したのであれば公開後はきちんと問い合わせにつながっているか、修正箇所はないか、などさまざまな課題が生じてきます。
クラウドソーシングの場合、基本的に制作して終わりなのでそういった信頼性を築いた仕事の仕方はできません。自分がしたい仕事のやり方を考えた時に、マッチしていないと感じました。
今回は、「私の場合」を紹介をしましたが、中にはクラウドソーシングを上手に活用されている方もたくさんいらっしゃいます。
実績を積みたい、どんな案件があるのか見てみたい、などの目的にはマッチする場合もあるかと思います。
百聞は一見にしかず、と言うので気になる方は一度利用してみるのも良いですね!
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