今回は、セルフマネジメントについてジブンマネジメントラボ代表の鮫島美智子さんにお話を伺いました！
４兄弟のお母さんの鮫島さん。パワフルでエネルギッシュなかっこいい女性で、メモが止まらない時間でした！
経歴
12年の専業主婦（男の子4人の母）中２、小６、小４、年長さん。
その後 、正社員として経営企画、新店舗立ち上げなどを経験。 コロナ関連での退職勧奨をきっかけに「働くとは？生きるとは？」 を学ぶために県や市主催の女性起業支援事業へ参画。
現在
2021年3月より「ジブンマネジメントラボ」の活動をスタート。
ーまず初めに鮫島さんの経歴について詳しくお聞きしたいのですが、専業主婦歴１２年ってすごいですね！
ー鮫島さん そうですね、４人男の子がいるのでいつの間にか１２年経っていました。母親業ってマルチタスクをこなさなくてはならないので、自分なりに効率や戦略を考えてやってきました。
ー確かにマルチタスクでキャパオーバーになります…しかも社会ではブランク扱いされますよね〜…
ー鮫島さん そうなんですよね、とても頭を使うし全神経を使って命を守って育てて、母親業ってどんな仕事よりも”ハード”かつ”マルチタスクスキルが身につく”と思います。
ーわぁ…そう言ってもらえると、世の中のママたちも私も救われる想いです。履歴書に書いていいですよね〜！！
ー鮫島さん はい、子育て期間こそ評価されていいと思います。しかし母親業の中でいつの間にか名前で呼ばれることも減りして子育てにいっぱいいっぱいになって”自分”を見失うことも。だからこそ、そんな時に「ジブンを生きる」を支援する、ライフもキャリアも諦めない 新しい働き方のその先を捉えていく「ジブンマネジメントラボ」をスタートしました。
ー素敵です！！ジブンマネジメントラボについて詳しく知りたいです。どのようなことをするんですか？
ー鮫島さん ジブンマネジメントラボは二つの軸 で女性を支援します。
まず１つ目、女性の起業・活動スタートアップのコンサルティングです。経営についての戦略から、ワークライフバランスなど内面的なところまで設計サポートします。
２つ目は、お母さんたちの生き方そのものへのをサポートです。これまでの人生を振り返り、思考パターンや価値観を捉えて、これからどう自分でハンドリングしていくかに伴走していきます。ファイナンシャルプランナーの知識をお伝えすることもあります。
どちらも「働く」＝社会貢献、世の中、人のために、を目指す自立したい女性のための支援です。誰もがジブンらしい人生に胸を張って生きている社会へと導いていくことが私のビジョンです。
ー素敵なビジョンですね！！自分のことってわかっているようで、実はわかっていなかったりしますよね…後日私もコンサルお願いしたいです…(真剣)
ー鮫島さん そうなんですよね。起業するにあたって「自分の好きなことを仕事にしよう」というキャッチフレーズを最近よく耳にしますが、それって危険だと思うんです。
ー…グサッ！（私は好きなことしかしてない…）胸に刺さりました。もっと詳しく聞かせていただけますか？
ー鮫島さん 好きなことや得意なことをやるのはいいのですが、それをビジネスにするのなら、まずは周りにいる人や社会が必要としていること：ニーズを探ることだと思います。 趣味でやるなら別ですが…ビジネスはそう甘くない。ニーズを把握し、お客様の求める以上のサービスを提供することです。その前提の上で、ブレないジブン軸で決断することが大切だと思います。
ポイント：自分勝手なキャリア形成にならないように 。
『魚を与えるのではなく釣り方を教えよ』という格言がありますよね。
魚を与えればその場の飢えはしのげる。しかし明日も同じ状態になる。
釣り方を教えれば、その後もずっと食べていける
という例え話なのですが、釣り竿や餌を手にしていても、それらの使い方を理解していなければ魚は得られないですよね。手にしたツールや資格、自分の強みをニーズに応えるためにどう使うのか。そのためのジブン軸が必要ということです。
ーなるほど！Web業界で言えば、ツールの使い方講座ではなく”そのツールを使った稼ぎ方、働き方をどう考えるか”みたいなことでしょうか？
ー鮫島さん そうですね。ビジネス目線で話をしてきましたが、「働く」というのは皆さんの人生を豊かにする手段の一つです。家族と過ごす時間も豊かな人生の大切な一面。在宅ワークは特に、プライベートとの距離が近い。だからこそ、プロ意識を持ちタスクや時間の優先順位とon,offを上手にコントロールして、どちらもバランスよく楽しみたいですよね。
ー在宅ワークをしているママたちは特にon,offの切り替えがうまくいかないことが多く感じるのですが、コツなどありますか？
ー鮫島さん ”子どもがいない時間を仕事時間にして、子どもがいるときは仕事をしない。”というシンプルなことだと思います。どうしても仕事があるときは私はキャリアウーマンを演じます。 キャリアウーマンスイッチを入れ、子どもにママは今とても仕事を楽しんで頑張っているということを、背中で伝えていく感じです。
ーママが仕事を楽しんでいる姿って、子どもにいい影響を与えそうですよね！
ここから本題のセルフマネジメントについて掘り下げていきます！
セルフマネジメントとは？
セルフマネジメント（self-management）とは、直訳すると「自己管理」となります。
管理とは、一定の状態を維持させ、さらに良い方向へ発展させていくことです。 つまりセルフマネジメントとは、自分の精神状態や健康状態を安定させ、より良い状態になるよう改善を図っていくことといえます（Google検索から引用）
ーセルフマネジメントをもっとわかりやすい表現に例えることってできますか？
ー鮫島さん そうですね。総合演出だと思います！
All the world’s a stage,And all the men and women merely players.
この世は舞台、人はみな役者だ。
シェイクスピアの名言のように、私たちの目の前にはたくさんの舞台があり、それぞれのシチュエーションによってキャラクターが用意されています。
子どもの前ではママの役、仕事中はキャリアウーマンの役、など自然に演じ分けていますよね。
セルフマネジメントというと、少し難しく考えてしまいそうですが、まずはそれぞれのキャラクターを”演じきる”という捉え方をするのはどうでしょうか？
ー総合演出、演じきる、素敵ですね！！セルフマネジメント自体がポジティブに感じ、楽しくなりそうです！
ー鮫島さん みなさん大女優ですよ！そして自分自身のマネージャーでもある。そう考えると、自分を俯瞰して観れるようにもなり総合マネジメントがやりやすくなるのではないでしょうか。
ーなるほど。マネージャーとしてのコツはありますか？
ー鮫島さん まずは、タスクとスケジュール管理にトライすることですね。母親業の時間配分を明確にしなければ、いくらでも家事ってできてしまう。自分のタイムスケジュ ール把握し、それぞれにかける時間はどのくらいか整理してみましょう。そして、仕事 に使える時間内で、しっかりプロの仕事をする。自分の状況やスキルは、お客様には 関係ありません。『120%の成果物を与えられた時間内でお渡しする』のは、自分がサービスを受ける側だったら当たり前だ、と考えますよね。
ーまたまた耳が痛いです…（笑）つい頑張ってスケジュールを組んでしまうんですよね…
ー鮫島さん よくわかります。出来るだけ早く仕事をこなそうと、無理なスケジュールを組んでしまう経験は私もあります。ですがその場合、急用が入って仕事の時間が削られたり、予定が狂うことって母親業あるあるだと思うんです。忙しい時に限って子どもの熱が出ちゃったり!だから、あらかじめ自分の作業工数を把握して余裕を持ったス
ケジュールを組み、お客様に迷惑をかけないことはプロとして当然。もし難しそうな場合、お客様の不利益を生まないためにも”仕事をお断りする”ことは懸命な判断です。
ーそうですよね。クライアントに迷惑をかけてしまうことは仕事としてNGですよね。肝に銘じます！
無理なスケジュールを組んでいませんか？せっかくなのでこの機会にチェックしてみましょう！
ー鮫島さん 演じ分けるキャラクターそれぞれの「ここまでは頑張れるけど、それ以上は無理!」を把握しておくこと、そしてそれをパートナーや家族と共有しておくことです。仕事は大好き。でもボリュームが増えると母親業が疎かになってしまう私は、子どもたちや夫に「あぁ、今日私は頑張りすぎてしまった…もうパワーが残っていない…」 と色々お願いすることもしばしばです。でもそれはお互い様だったりしますよね。家族との関係を含めたジブンマネジメントをしてこそ、「働くって楽しい!」を思いっきり味わえると 思います。
セルフマネジメントのポイント：自分の各キャラクターのスケジュール管理と限界を把握、共有すること！
セルフマネジメント術は、一見すると難しそうですが
鮫島さんの『総合演出』という言葉に全てが詰まっていると思いました！！
ポイントの『スケジュール管理と限界を把握、共有すること』は今すぐにトライできますしね。
鮫島さん、今回は貴重なお時間を本当にありがとうございました！！
鮫島美智子さんのインスタグラムはこちらhttps://instagram.com/michikosm_jibunmanagementlab?utm_medium=copy_link
ジブンマネジメントラボ公式サイトはこちらhttps://jibunmanagementlab.jimdosite.com/
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